木彫に挑戦 2作目「レターラック」

森本先生から「木彫2作目をお送りします」とのメールがあり、数日して届きました。(9/3)
箱を開けるとレターラックの部品と図案を描いた紙が出てきましたが、見本となる現物はありませんでした。

 

森本先生からのメッセージ

木彫2作目はレターラックです。
幾何模様を9mmの丸刀で彫ります。
図案はフリーハンドで見ながらのせてください。
図案の説明書を見ながら彫を進めてください。
幾何模様は彫りなおしがきかないので慎重にお願いします。

 


 

先ず、別の板を使って練習することにしましたが、絵心のない自分にとっては図案を板に書き写す という難作業を乗り越えなければなりませんでした。

自分なりに何とか彫り上げて写真を見てもらい森本先生にアドバイスを受けました。(9/17)

 

 

森本先生からのアドバイス

ポイントは以下の通りです。
@幾何が模様になるように
A葉のような部分は、唐草模様の練習になります。
B葉先の方から、丸刀を入れるようにします。

 

 

 

同時に現物の写真(右の写真)も添付してくれましたが、自分が思い描いていたものとはかなりの違いがありました。

この写真の他にも各部位の拡大写真があり、お陰でイメージを把握することが出来ました。

そこで本番の彫りを開始することにしました。


森本先生の作品

 


 

図案を模写するのに苦労しましたが、前板の部分から彫り始め右側半分を終えました。(9/27)

さらに左側の部分も彫り終えて前板の部分を完成 させましたが、なかなか左右対称に彫るのは難しく決して満足出来るような結果にはなりませんでした。(10/1)

この段階で森本先生に見てもらいました。

 

森本先生からのメッセージ

木彫2作目拝見しました。幾何はよく彫れております。
唐草の葉も流れにそっていると思います。
見本なしでよくここまで彫れたと思います。
彫り上がりもまじかですね。

 


 

その後、背板の部分を彫り上げ、さらにフックと脇板(本来は彫らない のですが幾何模様の練習のつもりで彫ることにしました)も完成し、各部品の彫り作業をすべて終えました。(10/8)


背板


フック


脇板

 


 

その後、塗りの作業に入りましたが、これも慣れぬ作業ゆえに何度も塗り返すなど苦労の連続でした。

乾いた後での組み立て作業も順調とは言えませんでしたが、なんとか木彫2作目の「レターラック」を完成させることが出来ました。(10/10)

完成したレターラックは、これまで空き箱を利用して使っていたものに替わって治療室の机の横の壁に掛けて使用しています。